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ゴールドコーストの魅力

これまでのバックナンバー(2022年12月から1月まで)

2022年12月
12月6日豪州連邦銀行の定例会でキャッシュレート(指標金利)を 8ヶ月連続引上げ、今月は+0.25%で、3.10%になりました。2012年12月に3.0%だったので10年ぶりの金利水準。オーストラリアの家計はあらゆる方向から打撃を受けており、インフレ調整後の賃金は 11 年ぶりの低水準にあり、住宅ローンの金利が上昇し、資産価値が下落しています。これは景気減速の方程式です。

メルボルン、アデレード、キャンベラは過去30年で一番涼しい春だったそうで、ブリスベン/GCでも 12年ぶりの涼しい春だったそうです。例年より雨が多いのが特徴で、NSW州内陸部では大雨で川が氾濫し津波のように押し寄せ、多くの住宅が洪水で浸かってしまい、屋根に逃れた150人以上もの人を何時間もかけてヘリで救出した様子が報道されていました。インド洋に発生したラニーニャ現象が原因の一つかと言われています。ラニーニャ現象下の日本の冬は厳しく長いらしく、オーストラリアも雨の多い涼しい夏になりそうです。

11月満月の月食が見られ話題になりました。日本では東から南に上っていく月の左側から欠けていきましたが、オーストラリアでは東から北に向かって上る月の右側から欠けていきました。太陽が東から出て西に沈むのは同じですが、日があたるのは北側で、北東の角が、日本でいう南東に相当します。オーストラリアが南半球にあるからで、日本で見られる星座も上下逆さまに見えています。


2022年11月
豪州連邦銀行およびQLD州政府は新型コロナウイルスによる隔離義務及び所得補填制度を10月14日終了しました。これからは新型コロナ感染者は例え具合が悪くて自宅待機することになっても、自宅療養は義務でないので、政府から補助金がなくなりました。所得補填とは1週間で8-20時間分の収入を失った人に週 $450、20時間を超える所得を失った人には週 $750 支給されたそうです。

豪州連邦銀行はキャッシュレート(指標金利)を10月4日に0.25%up して年利 2.6%に、11月1日の定例会でさらに0.25% upし、年利 2.85%に引き上げ 7ヶ月連続の金利上昇でした。これで終わりとはだれも予想しておらず、Westpacは来年3月までに3.85%に、NABは年末までに3.1%、来年3月までに3.6%まで上がると予想。ANZは来年5月までに3.85%、コモンウェルス銀行だけ来月3.1%に上がりそれから下がると予想しています。連邦銀行は現在のインフレ率は7.3%と言っており、各銀行も年末までに8%になると予想。連邦銀行は金利を上げることで、2023年末までにはインフレ率を4%後半、2024年には3%にまで下げることを目標としています。

昨年、一昨年と新型コロナ感染拡大で中止されていたイベントが世界のあちらこちらで復活しているようで、ゴールドコーストも公道を使って開催される自動車レースGC 500 が、3年ぶりに10月最後の週末に開催されました。ゴールドコーストの観光産業は新型コロナ感染拡大前は60憶ドル経済と言われていましたが、今回その一部4200万ドル(約40億円相当)の経済効果だそうです。


2022年10月
豪州連邦銀行9月6日の定例会でキャッシュレート(指標金利)を 5ヶ月連続引上げ、現在年2.35%になりました。10月の利上げは見送りました。これは2015年以来の高金利で、各銀行はこぞってローンの金利を上げています。今後の予想は11月に+0.25%?銀行や専門家たちは12月までに 2.6- 3%あたりまで上がると予想しています。ロシアによるウクライナ侵攻で生じたエネルギー価格の高騰も大きな原因でしょうが、現在のインフレ率は7.75%。豪州連邦銀行は2023年には4%台、2024年には3%位に下がっていくと予想しています。

Qld.州のUnemployment rate 失業者率が1978年より統計を取り始めて以来過去最低の3.2%だそうです。鉱山ブームの2011年には一時59,100件もの求人があったそうで、多くは建設、鉱山関係でした。しかし現在求人の数は2022年7月で86,900件、多くは技術専門職、熟練技術工、通商部門、医療関連、看護、養護関連と続きます。失業率は7月から8月にかけて0.5%下がっていますが、8月にはまだ1,400件もの求人があったそうです。つまり人不足、労働力が不足しており、求人の数が減らない状況です。失業中の23.5%は英語を母国語としていないという統計もあり、新型コロナで移民の数や季節労働者が減ったことが今の人不足の一因かも?

Covid-19の感染者発表も週単位となり、現在クィーンズランド州ではこの1週間で8,061人の感染者がいたことが発表されています。9月9日よりQld州では感染者の隔離期間を7日間から5日間に短縮し、濃厚接触者は症状がなければ隔離の必要はなくなりました。国内線航空機内でのマスク着用義務は解除されましたが、公共交通機関やライドシェア等に乗車する場合(乗降場所を含む)や、濃厚接触者及び症状がある方は、引き続きマスクの着用が必要です。現実にはほとんどマスクをしている人は街で見かけません。


2022年9月
9月7日より日本への入国・帰国者全員に提示を義務づけている滞在国からの出国前72時間以内の陰性証明書についてワクチン3回目の接種証明があれば不要となります。豪州への入国時はすでにワクチン2回接種証明があれば出発前の陰性証明の提示は不要で、ワクチン未接種者の方も、入国後24時間以内に検査を受けて陰性が確認された場合、自己隔離義務が解除されます。クィーンズランド州の感染者数は1か月前には5000人/日前後でしたが、ここ数日は2000人/日前後に減っており、ショッピングなど日常でのマスク着用もほとんど見られなくなりました。

ゴールドコーストの人口は現在63万人(市役所のホームページ)で、近年は約3%前後で増加しています。ゴールドコーストには毎年15000人もの人が入ってきていますが、建設はそれほど伸びておらず、賃貸空き室率が0.4%という記録的な低さとなっています。しかし建築中、許認可済、許認可申請中も含めてゴールドコーストには120ものプロジェクトがあると言われており、Broadbeach からBurleigh へのトラムの延伸がその区間のGold Coast Highway沿いの開発を急増させています。開発プロジェクトの数はSurfers Paradise(18件), Palm Beach(15件), Broadbeach(14件), Burleigh (13件), Chevron Island(12件) and Main Beach (7件) 等です。

例年ユニットの販売は1100戸前後が平均ですが、昨年は2500戸の販売を記録したそうです。しかし昨年の最初の3か月の販売戸数742戸と比べ、今年の同3か月で377戸しか売れていません。利上げによる不動産市場の一時的な落ち込みと考えられるのか、物件価格が高くなり過ぎたのか。資材の不足、建築費の増大、労働者不足が新規開発プロジェクトを遅らせているのも事実です。今後もサーファーズパラダイスのエリア人口現在85,857人が、2041年には約倍増の146,000 人が予想されており、サウスポートも同様に現在エリア人口80,000 人が2041年には155,000人に倍増すると予想されています。現在人口増の大きいCoomera 地域は昨年 20,799 人が2041年には75,714まで増加すると予想されていることから、まだまだ建設が進んでも追いつかないような状況です。


2022年8月
8月2日豪州連邦銀行の定例会でキャッシュレート(指標金利)を 4ヶ月連続引上げ、今月は+0.5%で、 1.85%になりました。連邦銀行は昨年末時点で2024年まで0.1%が続くと予想していたので、2年も早めたことになります。今後の予想は9月に+0.5%、11月に+0.25%、銀行や専門家たちは12月までに 2.6- 3%あたりまで上がると予想しています。ローンの金利も同様に上がります。

2020年3月から2022年5月までに金利は11年下がり続け過去最低金利となり、不動産価格が新型コロナの感染拡大以前の価格に比べると全国的にも20-30%高くなっていますが、今回の金利上昇に伴って、住宅の価格が2022年3月頃から落ちてきています。このまま金利の上昇が続けば、年末までに2.25 - 5%、来年末までに住宅価格は15%位下がる可能性を各銀行が指摘しています。

ゴールドコーストの住宅の価格はこの1年で21%上昇しており、ブリスベン郊外のイプスィッチ29%up、ローガンボーデザート27%upモートンベイ24%up などと、ブリスベン郊外の人口増、リモートワークでも対応できる距離、比較的安い物件が多く存在している地域に人気でした。しかし売れるまでの平均販売日数が2020年は70日、2021年9月は42日、今年初め30日まで短くなりましたが徐々に長くなっており、経済活動の鈍化がこれから始まりそうです。現在ゴールドコーストの平均売却日数はまだ 33日だそうです。

インフレ率は 6月期で1.8%増、3月期では2.1%増、年換算で6.1% 果物と野菜の高騰は昨年比7.3%の上昇だそうで、消費税を導入した2001年6月以来の高い物価上昇率だそうです、各銀行は今年末までに7.5- 7.75%まで上がると予想していますが、消費が落ち込み、経済活動が鈍化するので、GDPも下方修正され3.25%、2023年から24年は1.75%まで落ちると予想されています。インフレ率を2-3%に戻すことを目標に金利を上げているのですが、2024年6月頃までに目標達成は困難だろうと言われています。


2022年7月
7月6日より豪州への入出国に際し、新型コロナワクチン接種状況の申告が不要になりました。豪州渡航前に申告が求められていたデジタル渡航者申告(DPD)での手続きが不要となり、新型コロナウイルスワクチン未接種の人に対して求められていた免除申請も不要になりました。しかし豪州へ向かう国際線機内、豪州国内線機内におけるマスクの着用は義務付けられています。

ジェットスター航空はこのほど、新型コロナの影響で2年以上運休となっていた日本―豪州間の運航再開を発表しました。東京(成田)ーケアンズへの直行便を7月21日に再開し、週5往復10便を運航する予定です。7月26日から大阪(関西)―ケアンズを週4往復8便、8月2日から東京(成田)―ゴールドコースト線を週3往復6便でそれぞれ運航再開する予定です。

豪州中央銀行は公定歩合を4月の0.1%から5月に0.35%、6月に0.85%、そして今月7月5日1.35%まで引き上げられました。コロナウイルスで徹底的な打撃を受けた豪州経済の雇用促進と不況からの脱出に向けて、中小企業への融資や若者の住宅ローンの金利返済の負担軽減にということで、2020年11月に0.1%にまで引き下げられ、2024年頃までこの状況が続くと予想されていましたが、6月の時点で1年の定期預金の金利が0.7%前後まで、住宅ローンの金利は2.7~3.0%前後まで上がっています。

電力料金管理機関「Australian Energy Regulator(AER)」の決定で標準電力価格が最高18.3%引き上げられることになりました。NSW州の場合、8.5%から18.3%の幅で値上がりが予想され、QLD州南東部では最高12.6%の値上がりとなる予定です。この価格引き上げは今月より実施され、平均的世帯の年間電力料金を基にして計算すると、年間$250以上の値上がりになるそうです。


2022年6月
豪州全体では新型コロナワクチン2回の接種率は95%を超えており、3回目の接種は全体で70%、高齢者施設での接種率は93%を超えています。65歳以上が対象の4回目接種も約50%が接種済です。それでもQld州では毎日3000 -4000 人の新規感染者が報告されています。マスク着用義務は病院、高齢者施設、公共交通機関、タクシー、シャトル、空港などで、市中での着用義務はありません。熱がある人や新型コロナの症状のある人、検査の結果待ちの人はマスク着用義務ですが、街ではほとんどの人がマスクなしです。

豪州への渡航は2回のワクチン接種を条件に入国が認められています。新型コロナウイルスワクチンの普及と入院者数の減少から、陰性証明書の提示義務を撤廃。デジタル旅客宣言(DPD)による陰性証明書のアップロードおよび原本の携行も不要となっています。しかしワクチン未接種者は入国制限の免除申請と搭乗前72時間以内に実施したPCR検査による陰性証明書の提示が必要です。健康上の理由でワクチン接種ができない方は、それを証明する医師による診断書等があれば陰性証明書の提示が免除されます。

5月21日に行われた下院総選挙で、アルバニージー氏が率いる最大野党、労働党が与党、保守連合を破り勝利しました。2013年以来約 9年ぶりの政権交代です。労働党は8議席増で過半数76以上を確定しました。労働党党首のアルバニージー氏は23日朝に首相に就任され、24日に東京で行われた日米豪印 4カ国の協力枠組み「クアッド」首脳会合に出席しています。史上最悪レベルの森林火災や近年多発する洪水被害を受け、環境問題に対する無策に有権者の不満が高まっていたことから、選挙では、緑の党や地球温暖化対策を訴える女性中心の無所属で保守寄りの環境派の候補が躍進する結果となりました。


2022年5月
4月17日より豪州への入国者に対する出発前検査(陰性証明の提示)の必要がなくなりました。(しかしコロナワクチンの2回接種証明の提示と、国際線搭乗中におけるマスク着用は引き続き必要です。)入国の際にワクチン2回接種の方の自己隔離は2月21日以降不要となっていますが、4月28日よりワクチン未接種者の方も、入国後24時間以内に検査を受けて陰性が確認された場合、自己隔離義務が解除されます。

豪州政府は次々と規制や制約を緩和しています。これまでワクチン未接種者の入場を制限してたカフェ、レストラン、映画館、イベント会場、結婚式、テーマパークなどで、4月14日以降はワクチンの接種の有無にかかわらず入場が可能となります。しかし病院や高齢者介護施設、障害者用宿泊施設、学校、幼稚園などはこれまで通り、入場できるのはワクチン2回接種者のみです。

4月28日より濃厚接触者(陽性者と4時間以上接触のある同居家族等)の自己隔離義務が解除されます。パイロットの不足で便が欠航になったり、トラックなど流通の人材が不足し、スーパーマーケットの陳列棚にも空きが多く見られています。COVID-19の症状がなく、濃厚接触者となった日から隔日に検査を受け、陰性が確認できた場合、7日間、屋外でマスクを着用するなどの条件の下で、自己隔離義務が解除されるので、これまで労働力不足で停滞していた流通などの分野の回復が期待されます。

5月21日オーストラリアの総選挙と発表されました。下院(任期3年)の151議席と、上院(任期6年)の約半数40議席の改選です。自由党と国民党の与党・保守連合の続投となるのか、最大野党・労働党が約 9年ぶりに政権を奪取するのかがポイントです。モリソン首相は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制し、経済回復を主導したことを強調していますが、さて国民の判断は?


2022年4月
2月末に続き3月末Qld州南東部が再度大雨となり、ゴールドコーストで約350mm 前後の雨量を記録したのは、Tallebudgera, Currumbin, Burleigh Heads。市内約30か所の道路が通行止めとなり、洪水、土砂崩れ、3つの学校が休校となりました。

4月1日現在Qld州のワクチン2回接種率は91.8%。12月末から急増の新規感染者数ですが、1月初旬にQld州では1日2万人の感染者を出したのがピークで、2月には1日約5000人前後まで下がりましたが、また増え始め3月末頃から1日1万人前後です。

不動産調査会社CoreLogicの調べではこの1年の全国の住宅物件売買で$1Million を超える売買が16.6%に達しており、特にシドニーでは住宅売買の40%が$1Mを超えているそうです。シドニーの54の住宅地、ブリスベンで27の住宅地、GCでは12の住宅地で、この12か月の平均売買価格が$1Mを超えているそうです。(2021年5月現在)特にMermaid Beachの平均売買価格は$1.66M、この12か月で51.7%も高くなり、Qld州 1番の上昇率でした。残る11の住宅地の平均売買価格はPalm Beach が$1.27M、Burleigh Head $1.25M、Tullebudgera $1.24M. Burleigh Waters $1.18M, Miami $1.14M.と続きます。
12か月の価格上昇率Qld州のTop 4がGCの住宅地で2番はMaiami 49.8%、Mermaid Waters 46.3%、Burleigh Waters 45.1%。

平均所得の人がBroadbeach-Miami- Burleigh 地域の物件を購入する場合、年間所得の11.2倍に相当、購入に際し所得の15%を貯蓄した場合、頭金20%を用意するのに15年を要します。収入の中で住宅ローンの返済は54.4%になってしまい、もし賃貸なら収入の41.5%が賃貸料となります。全国平均は所得の7.7倍、頭金を用意するには平均 10.2年だそうです。


2022年3月
2月21日豪州政府が入国制限を緩和。2回以上のワクチン接種済の人は自己隔離なしでQld 州に入国可能となりました。渡豪を計画する方はETASビザ申請アプリ(Australian ETA) からビザを申請、取得。出発72時間前までにデジタル旅客宣言
(Degital Passenger Declaration)に登録し、過去14日間の滞在歴、搭乗便、ワクチン接種情報などを入力します。
出発3日以内にPCR検査もしくは出発24時間以内の抗原検査のどちらかの陰性証明で英語表記による書面もしくはデジタル証明書をデジタル旅客宣言のアカウントにアップロードし、搭乗時にその陰性証明書を提示します。
日本に帰国する際には、出国72時間以内にPCR検査を受診し、陰性証明書を取得。厚生労働省のホームページからダウンロードした誓約書、質問票を検疫所に提出。同省指定の位置情報アプリをインストールするそうです。
3月1日より3回目の追加接種者に限り自己隔離が免除され、公共機関の利用が認められますが、追加未接種者は入国3日目の検査による陰性を申告するまで自宅での自己隔離が義務となります。

2月23日、25日、そして27日に豪州気象局はQld州南東部地域に激しい雷雨、洪水注意報、警報を発令し、危険が予想される地域に避難を呼びかけました。ブリスベンの年間降雨量は1011mmですが、2月末の3日間で677mmを記録、つまり1年分の2/3がこの3日に降ったことになります。報道では15,000戸の浸水被害、5万戸を超える停電があり、6000人が避難救助されたそうです。ブリスベン郊外あるいはNEW州北部の住宅地で1階部分が水没していました。ゴールドコーストで特に被害が出ているのはカランビン、タラバジェラ地域で、空港に向かう高速道路も通行不可となり空港は閉鎖、市内の学校も2日休校となりました。


2022年2月
クィーンズランド州は日本の国土の5倍で人口は北海道とほぼ同じ520万人。北海道の感染者数が1月29日3000人を超えたのに対し、同じ520万人のQld州では2月1日7588人の感染者が出ているということは 2倍超の感染が拡がっている状況です。1月10日前後がピークと見られており、1日の感染者数が2万人を超えていましたが、現在減少傾向です。Qld 州ではコロナ感染で亡くなった方は少なくて、それでも1月末に200名を超えてしまいました。残念なことにそのうち半数は老人ホームにいた方らしいです。1日現在16歳以上で2回のワクチン接種済みはQld州で89.6%、オーストラリア全体では93.3%です。

1月4日より3回目のワクチン接種が2回目の接種後5か月から4か月以降に短縮されました。5歳から11歳のワクチン接種も1月10日より開始されています。1月15日よりQld州は入州する際の規制を撤廃し、他州から自由に行き来できるようになり、今までの入州許可証やコロナ陰性証明書の提示が必要なく、ワクチン未接種の人に対しても隔離が不要となりました。しかし海外旅行者の場合ワクチン接種済みの方に対し、出発前の陰性証明や到着後の簡易抗原検査はいまだ必要ですが、1月22日より隔離の必要はなくなりました。ワクチン未接種の方は依然として指定された宿泊施設で14日間の隔離です。

政府が簡易抗原検査キットでの陰性判定の自己申告を認めることになった1月当初簡易抗原検査キットが手に入らなくてなかなか陰性証明できなかったのですが、やっと薬局に出回り始めました。それ以前はPCR 検査を受けるのに1時間以上は待ったのですが、最近では車でPCR 検査を受けに行くと、車内でQR コードを使ったアプリでの申込みと問診とを携帯で入力している間に検査の順番が来てしまい、ほとんど待ち時間なくPCR 検査を済ませることができ、結果も24時間以内に届きます。


2022年1月
12月13日より州境がオープンとなり、久々の家族再会がニュースになっていました。28日現在入州許可証は約47万余が発行されているので、クリスマスから新年にかけてQld州に50万人近くの人が入ってくることが予想されています。昨年の3月から今年の12月15日までQld州のコロナ感染者の累計が2188人でしたが、29日1日の新規感染者1539人を記録し、30日2222人、31日3118人、累計では13,863人、これはまさに感染爆発です。(31日の検査数は35,215なので検査の約 1/10人が感染者)NSW州31日の新規感染者数は21,151人、Vic州の5,919人に比べるとQld州はまだ少ないかもしれませんが、州政府は1月に入って1日10,000人を超えるかもしれないと警鐘。現在のワクチン2回接種率は86.4%。1月中旬には2回接種率が90%を超えて、海外からの入国、Qld州に入るのに2週間の自己隔離の必要がなくなるはずですが、この感染拡大で状況は不明です。

感染者数の増大に比例してPCR検査に並ぶ人が増え、検査は長蛇の列に。Qld州の入州条件である飛行機搭乗72時間前のPCR検査を受けても検査の結果が飛行機出発までに出てこないことも多く生じ、飛行機に乗れなくなったり、乗務員や乗務員の家族が感染して濃厚接触者となり7日間の自己隔離を余儀なくされ、十分な乗務員が確保できず、欠航もかなり出ています。同じように濃厚接触者として働きに行けず、従業員不足で営業できなくなった店なども生じており、隔離期間の短縮を検討中。

Qld州他各州は入州条件を簡略化するためにPCR検査ではなく、1月1日より感染の症状のない人には簡易型抗原検査キット(Rapid Antigen Test )の結果で陰性を証明すればいいことになりました。検査は20分位で済むので、PCR検査を受けるために数時間も待つ必要はなくなりますが、自己申告制なので皆が正直に申告する必要があります。承認済の簡易抗原検査キットは10種類位ありますがほとんどの薬局で完売済となっており、州政府は緊急に取り寄せ、入手後は無料で配布するらしいです。



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